お金にするなら、何がいい?|お金のはじまり 第4話
序章|第4話・約2分
交換の間に入るものがあると便利。でも、何を使っても同じなのでしょうか。たけちゃんとパパは、お金の候補を考えることにしました。
たけちゃん「アイスはどう? ぼくなら、もらったらうれしいよ。」
パパ「じゃあ、それを来週の買い物まで取っておける?」
たけちゃん「冷凍庫がいるね。お店に着く前にも溶けちゃうか。」
食べたい人がいても、溶けたり傷んだりすると、後の交換には使いにくくなります。受け取ったときだけでなく、次に渡すときまで使えることが大事です。
もらった後を想像してみる
たけちゃん「じゃあ、あの大きな石! 溶けないよ。」
パパ「丈夫そうだね。でも、お店まで運べるかな?」
たけちゃん「買い物のたびに筋トレだ……。」
手渡して使うなら、持ち運びやすさも欲しいところ。さらに、パン一つのような小さな買い物にも使えると便利です。
パパ「その石一つでは払いすぎるとしたら?」
たけちゃん「毎回ちょっとずつ割るの? それも大変だね。」
そこで役立つのが、量を分けたり、小さな単位を組み合わせたりできること。今のお金なら、100円玉を割らなくても、10円玉などで細かい金額を払えます。
手渡すお金なら、こんな性質が便利
・長く保存できる
・持ち運びやすい
・小さな金額でもやり取りできる
使いやすいだけで、お金になる?
昔は米や布などがお金の役割を果たした地域や時代がありました。金属も、腐りにくく、量を分けられるなどの理由で使われてきました。ただし、大量になれば重いという不便さはあります。
たけちゃん「小さい石なら、丈夫で軽いよ。これでパンを買える?」
パパ「パン屋さんが、それを受け取ってくれるかな?」
使いやすい形にするだけでは足りません。相手も「これなら受け取る」と思えることが必要です。第2話で考えた「次の人にも渡せる」が、ここでもつながります。
今回の気づき
お金に向いているかは、「欲しいか」だけでは決まらない。保存する、運ぶ、細かく払う、そして次の人に受け取ってもらう。使う場面まで考えると見えてくる。
では、軽くて持ち運びやすい「紙」はどうでしょう。普通の紙とお札では、何が違うのでしょうか。
会話は仕組みを考えるための想像です。お金の形や使われ方は、地域や時代によって異なります。