投資信託の運用単位と時価評価額の正しい理解
投資信託における運用単位と時価評価額の計算方法は、投資家が投資信託を理解し、適切な投資判断を行う上で非常に重要です。特に、「1万口あたり」の単位での計算方法は理解すべき点です。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の事例を通じた説明
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)はグローバルな株式市場に分散投資を目的とした投資信託です。この投資信託における運用単位と時価評価額の計算を例にとり、以下に説明します。
運用単位の理解
- 1口が最小単位
- 小数点以下の単位での購入が可能
- 資金に応じて投資額を細かく調整可能
時価評価額の計算方法
- 通常の計算: 保有数量 × 基準価格
- 特別な計算: 基準日の基準価額(1万口あたり)× 保有口数 ÷ 10,000
具体例
- 例: 保有数量 70,974口、基準価格 20,909円
- 単純に口数 × 基準価格: 20,909円 × 70,974口 = 1,483,995,366円(誤り)
- 正しい計算方法: 20,909円(1万口あたり)× 70,974口 ÷ 10,000 = 148,400円
このように、投資信託の保有数量と基準価格から時価評価額を計算する際には、「1万口あたり」の基準を用いる必要があります。この計算方法を理解することで、投資信託の価値を正確に把握し、より良い投資判断を下すことが可能となります。
結論/まとめ
投資信託の運用単位と時価評価額の計算方法の理解は、資産運用において非常に重要です。特に、「1万口あたり」の計算方法は、投資信託の価値を正確に評価するために必須の知識と言えます。投資信託を利用する際には、これらのポイントを押さえ、適切な投資判断を行うことが重要です。