新NISAでVYMへ投資することをやめた理由
私は、高配当ETFのVYMに以前から投資していました。このETFの配当率が3%前後でありながら将来的に増配が期待される点に魅力を感じ、投資を決めました。VYMは株価の上昇傾向にあり、80万円の投資が約100万円の評価額になっています。
新NISAを活用した投資計画
新NISAの制度が明らかになった時、その成長投資枠でVYMの購入が可能であることを知り、計画を立てました。私はマイクロ法人の社長であり、収入の不安定さから目先の資産収入を求めていたため、新NISAを利用して毎月20万円、年間240万円を5年間投資することにしました。
投資方針の再考
しかし、VYMの配当率の低さに疑問を感じ、シミュレーションツール配当計算ツールを使ってVYMの将来性を再評価しました。46歳で60歳のリタイアを目指している私は、残り14年の運用期間を考慮し、最初の5年間とその後の9年間の運用計画を立てました。
最初の5年間の計画
- 初期投資額:0円
- 毎月積立額:20万円
- 分配利回り:3.0%
- 増配率:8.0%
- 株価成長率:8.5%
- 分配金の税率:10%
- 分配金を再投資する:有効
その後9年間の運用
- 初期投資額:12,714,850円
- 毎月積立額:0万円
この計画により、14年後のトータルリターンは約1,670万円、毎月64,000円の分配金が見込まれました。
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への切り替え
トータルリターンの観点から、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)への投資に切り替えることを決めました。この投資信託の予想年平均利率は8〜10%であり、同様の計算を行った結果、約3,040万円のリターンが見込まれました。
年数 | 月間投資額(万円) | 新規投資額(万円) | 残高(万円) | 年間リターン率 | 運用結果(万円) |
---|---|---|---|---|---|
1年 | 20 | 240 | 240 | 8% | 259 |
2年 | 20 | 240 | 499 | 8% | 539 |
3年 | 20 | 240 | 779 | 8% | 841 |
4年 | 20 | 240 | 1,081 | 8% | 1,168 |
5年 | 20 | 240 | 1,408 | 8% | 1,521 |
6年 | 1,521 | 8% | 1,642 | ||
7年 | 1,642 | 8% | 1,774 | ||
8年 | 1,774 | 8% | 1,916 | ||
9年 | 1,916 | 8% | 2,069 | ||
10年 | 2,069 | 8% | 2,234 | ||
11年 | 2,234 | 8% | 2,413 | ||
12年 | 2,413 | 8% | 2,606 | ||
13年 | 2,606 | 8% | 2,815 | ||
14年 | 2,815 | 8% | 3,040 |
結論/まとめ
私の体験から、投資方針を変更し、目先の利益ではなく長期的なトータルリターンを重視することが重要だと学びました。これからは「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」をメインの投資先として、資産をさらに成長させていく予定です。投資は状況に応じて適切な戦略を選ぶ必要があり、利用可能なツールや情報を駆使して自分の計画を検証することが成功への鍵です。